生活支援体制整備事業とは
我が国の65 歳以上の高齢者人口は、平成28年10月1日現在で約3,440万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)は27.1%となっています。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、3,657万人で30.3%になると見込まれています。
そのため、平成27年度の国の介護保険制度改正によって、介護予防給付の一部である介護予防訪問介護及び介護予防通所介護は、市が地域の実情に応じた取組を行うことができる「介護予防・日常生活支援総合事業」へと移行されることとなり、ボランティアなど地域の多様な主体を活用しながら、高齢者を支援していくこととなりました。
明和町では地域住民が主体となった生活支援・介護予防サービスの充実を図るため、生活支援体制整備事業を実施することとしました。具体的には「生活支援コーディネーター」と「協議体」を設置し、「生活支援コーディネーター」が「協議体」のネットワークを生かしながら、地域の互助を高め、住民主体のサービスが活性化されるよう、地域全体で高齢者の生活を支える体制づくりを進めます。
地域包括ケアシステム
生活支援コーディネーターとは
地域における高齢者の生活支援・介護予防の体制整備を推進していくために、体制整備に向けた調整役として、「生活支援コーディネーター」を社会福祉協議会に配置しています。
<生活支援コーディネーターの活動内容>
(1) 地域の高齢者のニーズや、地域に不足している介護予防や生活支援のサービスの把握
(2) サービスの開発に向け、地域の関係団体等への働きかけ
(3) 地域の関係団体間の情報共有や連携体制の整備
(4) サービスの担い手の発掘や要請、地域のニーズと不足するサービスのマッチング
生活支援サービスや地域サロン等の情報、立ち上げの相談などがありましたら、生活支援コーディネーターまでご連絡ください。
協議体とは
地域で高齢者を支援する関係者間のネットワークづくりを目的とし、定期的な情報共有・連携強化の場として
平成29年に協議体を設置しました。名称を「明和町ささえ愛ネット」とし定期的な会議を開催しています。
<ささえ愛ネットで話し合うこと>
(1) 生活支援コーディネーターの組織的な支援に関すること。
(2) 目指す地域の姿及び方針の共有並びに意識の統一に関すること。
(3) 関係者間のネットワークの構築に関すること。
(4) 地域の支援ニーズ及び取組の整合に関すること。
(5) その他生活支援体制の充実及び強化に関すること。